【開発者インタビュー】ハイブリッド収益化でユーザー維持率とLTVを最大限に高めたOhayooの『ヒーローズコンバット』

日本のモバイルゲームランキングで1位に輝き、アジアで大人気ミッドコアゲーム『ヒーローズコンバット』。

今回は、『ヒーローズコンバット』というカジュアルゲームを開発したOhayooにインタビュー。開発の背景や成功につながる秘訣などをお話しいただきました。

--『ヒーローズコンバット』の最大の魅力とは?

Ohayoo様の話によると、『ヒーローズコンバット』が、武術や格闘ゲームのファン、特に18歳から44歳の男性プレイヤー層(Ohayoo社調べ)の反響を呼んだことは予想することができました。

さらにユーザー達を惹きつけた最大の魅力は、「誰もが簡単にマスターできるゲームプレイ」「武器の豊富さ」「さまざまな物語を楽しめるストーリー性」にあります。

『ヒーローズコンバット』はローグライクなアクションゲームで、プレイヤーはレベルごとにさまざまな難関に挑んでいきます。武器や報酬を獲得し、戦闘の秘訣を習得すれば、スキルを強化することでき、上級コンボを開放することができます。

プレイを進めていくほど新しい武器や装備がランダムに入手できたり、予期しない戦闘が起こるため、気を抜けないスリルを味わうことができます。

また、トーナメント戦に参加して自分の腕前を披露することもできます。このゲームでは同時に複数の目標に向かってプレイすることができます。

--ゲームを長時間プレイしてもらい、ユーザーの維持率を最大限に高めることに貢献したデザイン戦略は?

全体的なゲームのデザインでは、アイテムを手に入れる方法やゲームの進め方など、多くのヒントを盛り込みました。戦闘力が低いというアラートを出すことで、ユーザーが失敗した経験を活かせるよう工夫し、何度も連続で失敗した場合には戦闘の頻度を増やすようにしました。プレイヤーは必要に応じて特定のアイテムを購入できるようになっています。

ユーザー維持に関しては、プレイヤーを失う可能性があるラグ発生の主要なポイントに工夫をしています。プレイ時間を延ばすために、より多くのローグライク要素を盛り込んだコアな戦闘を充実させ、武器、装備、装飾品の凝った組み合わせを楽しめるようにしました。

--当初はアプリ内購入(IAP)が収益源だったカジュアルゲームでしたが、最近はハイブリッド収益化モデルを取り入れるケースが増えています。『ヒーローズコンバット』にこのモデルを採用した背景にある戦略とは?

ハイブリッド収益化は、一般プレイヤーから軽課金プレイヤー、重課金プレイヤーまで、すべてのプレイヤーがゲームで目標を達成するために役立つと考えました。

ユーザー体験を損なわないようにするため、アプリ内広告(IAA)にはリワード動画広告を採用し、主に復活時やスキルカードまたは戦闘の選択時に表示されるよう設定しました。

リワード広告は、ゲームを無課金プレイヤー向けに最適化し、短期間で特定のレベル内でのチャレンジに取り組めるようにしました。これらの広告は重課金と軽課金プレイヤーのアプリ内購入も促進することができます。


それと同時にアプリ内購入は課金プレイヤーが長期に渡ってレベルアップや目標達成を目指せるように最適化しました。具体的に言えば、アプリ内購入とアプリ内広告の比率が2.5 : 7.5になるようにデザインしています。


リワード動画広告プレースメント

--リワード動画広告を最大限に活用する秘訣とは?

実際には、プレイヤーたちはリワード動画広告を楽しんで視聴しているように見受けられます。平均で、各ユーザーが1日8回広告を視聴しています。これらの広告効果を最大限に引き出す方法は、多くの異なる箇所で広告を表示させることに尽きます。『ヒーローズコンバット』は、復活時やスキルカードまたは戦闘の選択時以外にも、宝箱を開けた時、2倍の任務報酬を獲得する時などさまざまなタイミングで8つのリワード動画広告を表示しています。

--ハイブリッド収益化モデルにおいてPangleの広告を活用したことで得られた成果は?


『ヒーローズコンバット』では、ユーザー維持率が業界水準より38%も高いという非常に良い結果が得られました。

最も大きな成果は、LTV(顧客生涯価値)が30%増加したことでした。今後も私たちのモデルを最適化し続けますが、すでに素晴らしい成果を上げています。

今回のOhayoo『ヒーローズコンバット』の事例のように、ハイブリッド収益化は理にかなった方法として一般的に広まりつつあります。

ハイブリッド収益化でアプリの収益を上げる詳しい方法についてはpangle_JP@bytedance.comまでお問い合わせください。